ソフトバンクのホームルーターで法人契約できるのは?

結論から先に言うと、ソフトバンクで法人契約できるホームルーターは「シンプルフリーWi-Fi」のみ。「SoftBnk Air」の法人利用はできません。

そこでこの記事では、ソフトバンクの法人契約できるWi-Fiサービスについて解説しています。

と同時に、ホームルーター(ソフトバンクエアー)に変わる代替サービスもお伝えできればと思います。

従業員にSoftBankユーザーが多く、ソフトバンクでネット回線を探している法人なら参考になるはずです。

よかったらチェックしてみてください。

ソフトバンクエアーは法人契約できない!

項目 SoftBank Air 法人向け可否
契約名義 個人名義の商品 法人名義不可
申し込み窓口 個人向けオンライン/店舗 法人窓口なし
支払い方法 クレジットカード・口座振替 請求書払い不可
請求先分割 個人情報に紐づく 部署別の請求書発行に非対応
見積書・稟議 個人向け書式 発行要件が個人前提で法人書式非対応
サポート範囲 個人サポート 法人専用SLA対象外

SoftBank Airは個人向け商品で、法人名義の契約受付はありません。名義運用や請求要件に合致しない仕様です。

法人ページにもAirの掲載はなく、申し込み導線も個人向け。企業利用の前提条件に非対応です。

支払いもクレジットカードか口座振替のみ。請求書払いが必要な事業者には不向きです。

監査や稟議の資料整備、部署別の請求先分割に対応しない点も注意が要ります。

ソフトバンクで法人契約できる3つのサービス

サービス名 回線・方式 主な用途 導入のしやすさ 速度・安定性の目安 データ容量 支払い・請求
シンプルフリーWi-Fi 無線LAN+モバイル/固定回線併用 店舗の来店客向け・社内Wi-Fi 高い(設置と初期設定で開始) 中〜高(環境により変動) プランにより異なる 法人名義での請求に対応
ポケットWi-Fi モバイル回線(4G/5G) 外出・多拠点・臨時回線 非常に高い(即日〜短期導入) 中(エリアと混雑で変動) 容量無制限系/容量制限系 法人一括請求に対応
ソフトバンク光 光回線(固定回線) 本社・店舗の常設回線 中(工事日程の調整が必要) 高(安定・低遅延) 実質無制限 法人名義での請求に対応

法人で使いやすいのは、用途別に3つの選択肢です。

拠点の状況や導入スピードで、最適解が変わります。

設備・場所・開通希望日の3点で先に整理すると、回線選びがぶれません。

ここからは、順に特長と選び方を確認します。

サービス1:ホームルータータイプなら「シンプルフリーWi-Fi」

店舗や小規模オフィスで利用なら「シンプルフリーWi-Fi」がおすすめ。来客用と社内用のWi-Fiを手早く整備できるからです。

設置が簡単で、複数拠点でも運用をそろえやすいのが強みです。

  • 電源投入と初期設定で開始しやすい運用設計
  • 来客用と社内用をSSID分離し、セキュリティを担保
  • 拠点追加に強く、設定ポリシーの統一が容易
  • 請求の法人一本化で経理処理を簡素化

店内の混雑時間帯でも通信を役割ごとに分けやすい設計で、業務デバイスと来客の端末を分離できるので運用も安心です。

たとえば、カフェでのフリーWi-Fi提供とPOS・在庫端末の社内用を分離したり、ポップアップ店舗や期間限定イベントで短期導入にも活躍できます。

回線の混雑や設置環境で速度が変わるため、現地の電波状況は要確認。

ピーク時の通信量と同時接続数を見積もりし機器を選定します。

サービス2:置いてよし、持ち運んでよしの「ポケットWi-Fi」

最短で用意するなら「ポケットWi-Fi」が手軽で外出や多拠点に柔軟に対応できます。

開業直後や一時的な現場利用など、機動力が求められる場面に最適です。

  • 端末到着後すぐ使えるため、開通待ちの空白を短縮
  • 4G/5Gエリア内なら、場所を選ばずインターネット
  • 予備回線やBCPとしても使え、冗長化に有効
  • データプランの選択肢が広く、コスト調整がしやすい

社内・現場・出張で同じ回線を回し使いしやすい運用で、繁忙期の臨時席や採用イベントでも活躍します。

たとえば、新店舗の工事完了までの仮回線として即日稼働もできますし、展示会や屋外イベントでのキャッシュレス決済が必要な場合にも有効です。

エリアや時間帯の混雑で速度が変動するため、容量と上限値の確認が重要。

同時接続数の上限と、電源確保の動線も事前に設計します。

サービス3:ホームルーターよりも通信が安定している「ソフトバンク光」

安定性と低遅延を重視する拠点には、やっぱり固定回線の「ソフトバンク光」が向きます。

常設の本社・店舗・バックオフィスでは、まず候補に挙がる選択です。

  • ベストエフォートでも、日々の業務で十分な安定性
  • オンライン会議や業務システムで遅延の影響が小さい
  • 大容量のデータ送受信に強く、実質無制限で安心
  • 法人名義の請求や拠点別の管理がしやすい

たしかに工事日程の調整は必要ですが、その分堅実。長期運用でのトータルコストも見通しやすい設計です。

たとえば、本社の常設回線、在宅やモバイル回線のハブに、店舗のPOSや監視カメラなどの安定運用に期待できます。

開通までの期間を見込み、必要なら上記で紹介したサービスでつなぎ運用。

レイアウトと配線計画を決め、工事種別とスケジュールを確定します。

ソフトバンクエアーに代わる法人契約可能な3つのホームルーター

候補 提供タイプ 法人対応の主なポイント 特徴 向いている用途
とくとくBBのWiMAX ホームルーター(WiMAX +5G系) 法人名義申し込み、複数台導入の相談可 高速通信、設置が簡単、移設がしやすい 小規模オフィス、臨時拠点、イベント
Biz Air(WiMAX系) 法人・店舗向けホームルーター 店舗・事業所向けプラン、開通手続き支援 導入支援、保守窓口、開店時の即時インターネット 店舗、サテライト拠点、短期出店
ドコモ home 5G ホームルーター(5G/4G) 法人名義での導入可否は事前確認が前提 屋内設置で配線不要、広域でのエリア性 固定回線が引きにくい立地の事業所

法人でも置くだけで使える回線を選べば、開通の早さと運用の軽さを同時に満たせます。

ここでは代表的な三つを比較し、導入の要点と注意点を整理します。

可用性、管理負担、拡張性の順で見れば失敗しにくい選び方です。

1.とくとくBBのWiMAXは法人契約にも対応!

観点 内容
導入意義 短期で開通、移設が容易、複数台の展開がしやすい
手続き 法人名義での申込み、必要書類の提出、請求書の管理
運用 コンセント接続のみ、拠点移転時も再工事不要
留意点 電波状況の事前確認、設置位置の最適化が重要

設置工事が不要なため、稼働までの時間短縮とレイアウト変更の自由度が得られます。

とくとくBBのWiMAXは、ホームルーターでの運用に向いています。

複数台の一括導入や名義管理で、拠点展開の手間を抑えやすいです。

  • 導入は申込みと書類提出で完了、最短で利用開始
  • 移設対応が簡単、レイアウト変更や臨時席に強い
  • 電波は設置位置で差が出るため、受信感度の確認が必須

固定回線の工事が難しい物件や短期契約の拠点に好適です。

社用端末やPOSの同時接続では、設置環境の電波最適化が鍵です。

2.法人・店舗限定のWiMAX「Biz Air」

観点 内容
導入意義 店舗や事務所の即時インターネット化を支援
サポート 法人窓口での手続き支援、問い合わせ対応が一本化
運用 ホームルーター設置で配線を最小化、設置後すぐ稼働
留意点 電波品質の事前確認、想定同時接続数の検討

開店や増床など時間が限られる場面で、短納期の通信環境を整えられます。

Biz Airは、法人・店舗の実務に沿った導入支援が特徴です。

申込みから開通までを伴走し、担当者の負担を下げやすい設計です。

  • レジや業務端末の接続に使いやすいホームルーター
  • 移転や催事での一時利用にも対応しやすい
  • 混雑時間帯の通信量を踏まえ、配置調整が有効

物件の構造や近隣の電波状況で品質が変わる点に注意です。

必要台数と通信ピークを把握し、余裕ある構成にすると安心です。

3.ドコモ「home 5G」なら法人契約が可能!

観点 内容
導入意義 広い提供エリアで、配線不要の屋内設置が可能
確認事項 法人名義での手続き可否や必要書類の事前確認
運用 電源接続のみで稼働、移設が容易で現場展開に強い
留意点 設置場所の電波強度、利用規約に沿った運用

固定工事が要らないため、バックアップ回線や暫定回線として有効です。

home 5Gは、固定回線の代替や冗長化で力を発揮します。

導入前に名義条件と書類を販売窓口で確認しておくと安心です。

  • 広域エリアでの展開に適し、拠点の立地を選びにくい
  • 電波は階層や窓際で変わるため、設置検証が有効
  • 業務継続計画のバックアップ回線としても使いやすい

同時接続台数や通信の混雑時間帯を想定し、配置を最適化します。

要件が厳しい場合は固定回線との二重化で安定性を確保すると万全です。

ソフトバンクの法人向けホームルーターでよくある質問

ここでは、ソフトバンクの法人向けホームルータに関して、よくある質問をまとめてご紹介していきます。

Q1:法人契約の申し込み方法は?

項目 要点 補足
相談窓口 法人専用窓口から問い合わせ ソフトバンク(法人向けお問い合わせ)
見積・提案 利用場所と台数、請求形態を提示 部署別請求や一括請求の希望を共有
社内承認 稟議書に費用と運用体制を記載 契約主体と支払方法を明記
申込・審査 必要書類を添付して申し込み 審査状況の連絡先を一本化
納品・設定 到着後に設置・初期設定 管理者がID・機器台帳を保管

窓口経由で要件を整理し、見積から社内承認までを一気通貫で進めると、導入がスムーズです。

導入後の管理者を先に決めておくと、問い合わせが分散せず、運用の初動が安定します。

Q2:法人契約に必要書類は?

法人種別 主な書類 注意点
株式会社・合同会社など 登記事項証明書、代表者の本人確認書類 発行日が新しいものを用意
個人事業主 本人確認書類、開業届の控え等 屋号の記載有無を確認
支払関連 口座振替依頼書や請求先情報 社印・銀行印の押印が必要な場合あり

法人種別で必要書類が変わるため、事前に一覧化し、最新の原本・写しをそろえることが肝心です。

提出先や有効期限の条件は案内に従い、不備防止のため写しの解像度にも配慮します。

Q3:支払い方法と請求書対応は?

支払い方法 特徴 相性がよいケース
口座振替 自動引き落としで運用が簡単 安定運用・分散拠点の多い企業
請求書払い 部門別の振り分けがしやすい 締め処理や支払サイトを統一したい
クレジットカード 明細把握とポイント活用 少数回線や短期導入

経理フローに合わせて支払い方法を選ぶと、承認プロセスや仕訳が整い、月次の工数が減ります。

請求書の分割や一本化の可否は、見積段階で確認しておくと後の変更が少なくなります。

Q4:法人回線の使い分けは?

用途 適したサービス 理由
設置型で簡単運用 シンプルフリーWi-Fi(ホームルータータイプ) 工事不要で設置性が高い
外出・現場利用 ポケットWi-Fi(法人) 持ち運びができる
安定性と固定IP ソフトバンク光(法人) 安定通信や拠点間接続に有利

常設なら設置型、移動が多いならモバイル、安定や固定IPが必須なら光回線を選ぶのが合理的です。

用途の重なりがある場合は、回線を役割分担し、冗長化でリスクを抑えます。

Q5:複数拠点・複数台の管理は?

  • 台帳に設置場所・担当者・端末番号を記録
  • 請求先コードを部署別に設計し、費用を可視化
  • 解約・交換時のフローと保管場所を定義

管理台帳と請求設計を同時に整えると、台数増でも混乱が起きません。

窓口を一本化し、変更申請の期限を運用ルールに入れておくと安心です。

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